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タックル選びと基礎知識

ボートから仕掛けを流して、カジキなど大型の回遊魚をターゲットとして行なう場合のフィッシィングタックルは一般的なボートフィッシングやルアーキャスティングのタックルに比べてかなり頑丈なものを必要とします。
ここではカジキ釣りに必要なタックルについて簡単に説明しましょう。

 

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タックルを揃える時に最初に決めなければならないのが、使用するラインクラスです。ラインクラスとはラインの強度を表す単位で、そのラインに加重をかけて切れる重量によってクラスを表します。たとえば50ポンド(24kg)の加重をかけて切れるラインを50ポンドクラスと呼びます。
ラインにはモノフィラメント(ナイロン等の単線)とマルチフィラメント(化学繊維の組糸)があり、最近のボートフィッシィングでは細くて強いPEライン(マルチフィラメント)が普及していますが、カジキ釣りなど大型の回遊魚を対象にする場合は、モノフィラメントを使うのが主流となっています
ラインのセッティングについて>>>

 

tackle2

ロッドはメーカーが設定したラインクラスと使用するラインの強度を合わせたものを選びます。
ルアー等を流している時にロッドをロッドホルダーに差し込んでおき、また魚とファイトする時にはファイティングチェアーのジンバルにロッドのバット部分を差し込んで使うので、かなりの強度が必要となるためリールシートとバットの部分が金属(アルミ合金)で作られています。
またロッドのガイドは、魚によってラインが引き出されるときにかなりの摩擦抵抗が発生するので、一部のライトトローリングロッドを除いて、ラインブレーク(糸切れ)を防ぐためステンレスローラーが付いたローラーガイドが使われています。
ロッドのセッティングについて>>>

 

tackle3-2

リールもロッドと同様にメーカーが設定したラインクラスを基本に選択するようにします。通常これらのリールには指定されたクラスのラインが800~1000m巻き込むことが出来ます。
これらリールの特徴として、強力な張力設定が可能なレバードラグシステムを持ち、魚とのファイトの際にロッドを保持するためのハーネスをかけるハーネスラグと呼ばれるリングがついています。
またロッドにリールをしっかりと固定するためにリールシート部分に2本のボルトで締め付けるクランプがついています。
リールのセッティングについて>>>

 

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カジキ釣りなど大型の回遊魚を対象とする主なルアーは、動物の角や樹脂などで作られたヘッドと呼ばれる部分にタコやイカの形をしたスカートがセットされています。
ヘッドの中心部にリーダーを通す穴が開いており、その穴に通したリーダーの先端に1本または2本のシングルフックを装着します。

 

 

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ギャフは固定式のレギュラーギャフと鉤と柄が分離するフライングギャフがありますが、カジキ釣りでは暴れ回るカジキに対応するためにフライングギャフを用います。またハーネスはフライングチェアを用いる場合にはバケットタイプを、小型ボートでのバトルステーションで行う場合にはスタンディング用のハーネスを使用しましょう。
ギャフ・ハーネスのセッティングについて>>>

 

 

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多くの釣り道具と同様にカジキ釣りのタックルにも使用後にはメンテナンスが必要です。帰港後にリールやロッドの潮抜きを行うことはもちろんですが、定期的にチェックを行いコンディションを整えておきましょう。このコーナーではタックルそれぞれのメンテナンス方法をご紹介します。
メンテナンス方法のご紹介>>>