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カジキの種類

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「かじき」はスズキ目メカジキ科のメカジキ、マカジキ科のマカジキ・クロカジキ・バショウカジキなどの海水魚の総称。
メカジキ科とマカジキ科の大きな違いは、腹びれの有無。メカジキ科のかじきには腹びれがなく、マカジキ科のかじきには腹びれあります。ここでは日本で馴染み深いメカジキ、マカジキ、クロカジキ、シロカジキ、バショウカジキをご紹介します。

 

メカジキ

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英名:Swordfish
漢字:女梶木、女旗魚、女舵木

メカジキは成魚になると全長4 m、体重300 kgを超える大型魚で、カジキの中でも最も大きく成長する種類の一つ。クロカジキよりも吻部が太くて短く、その胸鰭は関節を壊さなければ魚体に付くことができないという特徴があります。またメカジキの泳ぐ速さは96 km/時にもなることも。これはマグロよりも速い速度です。性質は非常に獰猛で、船やクジラなどにも突進していくメカジキも珍しくありません。

 

IGFAによる世界記録 707.61kg(ペルー/1953年)
JGFAによる日本記録 234kg(利島沖/1998年)

 

マカジキ

 

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英名:Striped Marlin
漢字:真梶木、真旗魚、真舵木

マカジキの体の側面には綺麗な水色の縞模様があるので、この名が付いたと考えられます。メカジキと異なり、背ビレの根元は前後に長く、また、腹ビレがヒモ状に伸びています。クロカジキに似るが、第一背鰭前端が体高より高いこと、クロカジキより鱗が細かいこと、体が白っぽく平たいこと、吻が長いことなどで区別しています。
マカジキは、熱帯・温帯の海域に広く分布していて、比較的沿岸海域に集まりやすい性質があります。

 

IGFAによる世界記録 224.10kg(ニュージーランド/1986年)
JGFAによる日本記録 90kg(茨城県大洗中/2005年)

 

クロカジキ

 

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英名:Blue Marlin
漢字:黒梶木、黒旗魚、黒舵木、黒皮

クロカジキの体は、漁獲した直後は鮮やかな藍色。水揚げされる頃には体の色が黒っぽく変化します。別名「クロカワカジキ」、「クロカワ」。クロカジキは、全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しています。沿岸にはあまり近づかない性質で、外洋で小型魚類やイカなどの軟体類を捕食しています。

 

IGFAによる世界記録 624.14kg(ハワイ・コナ島/1982年)
JGFAによる日本記録 248kg(三宅島南西5マイル/2000年)

 

シロカジキ

 

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英名:Black Marlin
漢字:黒梶木、黒旗魚、黒舵木、黒皮

カジキ類では最も大型になり、体長4m、体重700kgを超える魚体も記録されています。クロカジキよりも吻部が太くて短く、その胸鰭は関節を壊さなければ魚体に付くことができないという特徴があります。カツオなどを好んで捕食するため「カツオクイ」と呼ばれることもあります。日本名と英名の差は生体色と死後色の違いによるものです。

 

IGFAによる世界記録 707.61kg(ペルー/1953年)
JGFAによる日本記録 234kg(利島沖/1998年)

 

バショウカジキ

 

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英名:Sailfish
漢字:芭蕉梶木、芭蕉旗魚、芭蕉舵木

「Sail」は「(船の)帆」という意味。バショウの葉のような広く大きい背ビレが特徴です。この大きな背ビレは、普段は折りたたまれていますが、獲物を追って急旋回する時などに大きく広げます。その姿は圧巻。海面上に飛びあがる姿もダイナミックで、スポーツ・フィッシングの対象として非常に人気があります。カジキ類の中では比較的小型で100kg以下がほとんど。日本近海では10~30kgのサイズが多く見かけられます。

 

IGFAによる世界記録 100.24kg(エクアドル/1947年)
JGFAによる日本記録 52.00kg(長崎県鯵曽根/2007年)